硝子戸と狼

別名義でネットに投稿した詩をまとめています。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ユニコーンに触れないで

イヤホンで輪舞曲を流す三分間君の存在、半分、頂戴 翅の根を小指でなぞる羽根と気づいたから右手で包んで手折る 瑠璃色の夜を眺める琥珀糖の瞳を溶かす(花火/火花) たてがみの合間を縫う鱗粉爪に残ってしまった瑠璃のようです 撥水加工などされていないか…