割れ鍋に身も蓋

別名義でネットに投稿した詩をまとめています。

中央特快、吉祥寺を飛ばすな

 

右手に踏み切り
左手は真っすぐ上げ真横から90度曲げて地平線となりえきを指させ
行くあてどない鉄道
各駅停車で通り過ぎたい
特快しか来ない
仕方ないから走る、ひとは知る、
飛ばされることに抵抗などできなかったこと

混ざりあう車窓風景画奇麗で腹立たしくなった
あの看板は流し見されるために立ってるんじゃない
トンネルの向こうに在るために雪が降るんじゃない
無人駅の着メロはウン百年前に死んだピアニストが作ったんだ

はいはいゲルニカゲルニカ
分かったら電車から降りて
汗だくの心を泥みたいに混ぜっ返せ、ピンヒールで走れ、風に抵抗して、その旋律を待ってる、スタッカートで合わせてあげる
楽家は墓下でも自己アピールしてんの
それくらい自己満に生きろよ、聞き流さないで